施術家自身が志・モチベーションを高く保ち続けることは大切です。
自院を経営していると、楽しいこともありますが、つらい時もでてきます。
「なかなか患者が増えない」
「キャンセルの電話が鳴った」
「嫌がらせの電話がかかってきた」
こういうことがあると、モチベーションが下がってしまいます。
とくに、転職などでまだ自営業に慣れていないときにこういうことが起こると、仕事全体に対するモチベーションが大幅に下がりやすくなります。
だからといって落ち込んでいるわけにもいきません。患者は敏感です。施術家が落ち込んでいると徐々に離れて行ってしまいます。モチベーションの低下が、経営をさらにマイナス方向に引っ張っていくのです。
そうしないためにも、常日頃からモチベーションを維持するということをやっておかなければなりません。また、落ち込んだときも、すぐ立ち直る術を訓練しておかなくてはならないのです。
ここでは、モチベーションを高く保つために有効な方法をいくつかご紹介いたしましょう。
①起業家交流会を利用する
私は、自分自身のモチベーションが下がりそうになると、よく起業家交流会に参加します。起業家交流会には、明日の起業を夢見ている人や、実際に起業しがんばっている人たちが多く参加しています。こういう方々と話をすると、自分の意識がどんどん向上していきます。
多くの方から元気をもらい
「みんながんばっているんだ。俺もがんばろう!」
とモチベーションを引き上げることができるのです。
②読書
読書もモチベーションを上げるのに非常に役立ちます。
最近は自己啓発系のビジネス書が多く出版されており、読むだけで「がんばろう!」と前向きになれます。この手の本には、物事のとらえ方や、スランプの脱出方法などがいろいろと書いてありますので、手元に数冊、モチベーションが下がったときに読む、お気に入りの本を常備されるとよいかもしれません。
③掃除
モチベーションが下がってくると、院内が雑然と汚れてくるものです。行動が鈍くなり、普段おこなっている掃除などがおろそかになってくるのです。
こういうときこそ、強引にでも掃除をしてみてください。掃除機をかけ、窓を拭き、要らないものを捨てましょう。掃除しているあいだに、自分の気持ちが高揚してくるのを感じ取れると思います。