【講習会第1回感想文】
第1回目のテーマ【筋肉の仕組み】について学びました。
講義の中で、知らなかったことを知る、誤解していた知識に気づけるのが楽しくて仕方がありません。
帰宅後、内容を思い出しながら復習しましたが、専門的な言葉を検索するたびに、医学用語の難しさを感じます。
講義中は、言葉の意味に窮することはなかったですから、荒田先生がいかに分かりやすく、かみ砕いて説明して下さっていたのかが分かります。
自分がクライアント様に接する際に「わかりやすい言葉」で「具体的なイメージ」をしていただくことができるのだろうか?
大きな課題になると感じました。
講義内容は、まず人間の身体は全身が筋肉で出来ているということ。
筋肉は大きな固まりではなく、細かい線維の束が集まったものであり、別々の骨ごとにまたがって付いていること。
筋肉=力こぶというイメージしか持っていなかった私にとって、イメージが固まり、講義にスムーズに入ることが出来ました。
そして、講義を受けた後に感じたことは、筋肉は正に「高級電化製品」であり「精密機械」であり、素晴らしい存在であることが少し理解出来たような気がします。
筋肉の仕組みと体の動かし方も実によく出来ています。
腕を曲げる動作をする場合、脳からの司令が神経を通り、腕の筋肉に伝わる。
筋肉を収縮する事で腕を曲げることが出来ますが、筋肉は自動的に伸ばす動きが出来なく、対になっている反対側の筋肉を縮める事で腕を伸ばすことが出来ます。
私は、自動で折りたたみができると思い込んでいました。
具体例として、交通事故で骨折および筋肉断裂をした場合、対の筋肉が切れている訳ですから、腕は収縮したままになるということです。
普段、無意識でこの動作をしているわけですから、人間の体は実に上手く出来ていると感動します。
また、脳からの司令が神経を通り、筋肉に伝わるわけですが、全ての司令が筋肉に届くわけではなく体調等で動かせる(司令が伝わる)筋肉の数が変動するとのこと。
具体例として風邪を引いた場合に、動きたくても身体が動かないという現象に陥ります。
わかりやすく、納得できました。
【筋肉の働きについて】
体の運動、体温維持、ポンプ機能、臓器保護、骨強化、血糖値調整を学びました。
体温は健康のバロメーターであり、体温が高ければ免疫力、内臓の働きも上昇する(当然逆のケースもあります)筋トレ(筋肉強化)=筋肉に強く引っ張られる骨の強化になるということ。骨は壊されまいと自ら骨密度を強化するんです。
筋トレすることにより、身体が整う。
まさにセラピーです。
逆のケースだと、老人が運動不足になり骨密度が落ちて、骨粗鬆症になるなどはよく聞く話です。
【不調の原因について】
不調の原因は実にたくさんあります。
何が身体に悪さをしているのか?
体のゆがみ、内臓大性反射、精神的ストレス、回復力低下、他の筋肉の影響、血液(PH.粘土.血糖値.酸素量)等様々な原因がかんがえられます。
【反力について】
反力は重力に逆らう力で、誰もが受ける力です。
徒歩で歩く際にも、歩くたびに反力は発生します。
ポイントは、その力をどこで受け止めるかということです。
普通は臀部(おしり)で受け止めるのですが、反力を骨で受けてしまうと、その力が腰や首にまで伝わることになる。
結果、腰痛や椎間板を痛める症状に発展する可能性があります。
今回の講義で一番実感したのは、解剖学、生理学の知識に加え、クライアント様とのコミュニケーション力が重要だと強く感じました。
・何百回施術を受けて下さっても飽きさせない力を持つ。
・多くの引き出しを持つ。
・ありきたりな知識ではなくネットで検索しても出てこないような知識。
・クライアント様が欲する情報を適切なタイミングで伝える力を持つ。
・相手の気持ちを読み取れず、一方的な知識の押し売りにならいようにしなければならない。
それらの積み重ねが「信頼」に繋がるのだと思います。
そしていつか、「ふらっと散髪に行くように、施術を受けるのが当たり前の世界」を目指したいです。
ありがとうございました。