プレ講習(4回完結)1回目(2021年6月21日)参加者:川渕

プレ講義1日目は筋肉について学びました。筋肉は細かい線維が束になってできており、神経や毛細血管が繋がっている精密機械のようなものだと初めて知りました。その繊維が脳からの指令で活動することで筋肉が収縮するのです。ただ筋肉は収縮ができるものの自発的に伸びることはできません。筋肉は骨に「対」に着いており、片方の筋肉が収縮すると片方が伸びることで私たちの体を動かしています。その筋肉のエネルギー源は糖分と脂肪です。口からエネルギー源を取り込み、吸った酸素と結合し燃焼することでエネルギーとなります。糖分は取りすぎると脂肪に入ってしまい大きくなるので適度に取り入れる事も大事です。人の体ってすごいなと漠然と感じました。
また筋肉は生命を維持するために重要な働きを持つことも今回学びました。体温を保ったり、ポンプ作用を持ち循環を良くしたり、臓器の保護や骨の強化、血糖値調整までも筋肉が担っています。筋肉の動きがよくなると体温が高まります。そうすれば内臓の働きや、免疫力も向上し病気にならない体を保つことが出来ます。体温は健康のバロメーターと言いますがなるほどと納得できました。その筋肉が不調になっているのなら、外からぐいぐいと力で押しても一瞬は直ったかのように思うもののすぐ壊れてしまう。不調であれば適切な治し方(修理)が必要ということが話が進む中で理解できました。
元は人間誰にでも同じ機能、性能が携わっていますが、様々な原因により筋肉に不調をきたしてしまうのです。外傷で傷ついた場合は病院へ行き医師に診てもらうことが先決ですが、内臓体性反射や回復力の低下、反力の問題、筋肉の活動量の低下等によって不調をきたします。内臓体性反射は尿の出が悪かったり、浮腫が出たりと内臓の不調によるものです。筋肉の不調で整体を受けに来られそのような状態を見つけることができれば、もしかすると早期に病気を発見することもできます。回復力の低下は筋線維が切れた際回復させる成長ホルモンの出が悪かったり、栄養の入りが悪いことが挙げられます。そのことで筋肉に栄養がいきわたらずやせ細ってしまうのです。反力は重力に逆らう力で、地球に生きていると誰もが持つ力です。反力の受け方が悪いと首や膝で受け止めてしまい不調をきたします。姿勢が悪い、靴があっていないことで起こりうるのです。筋肉の活動量の低下は、体の歪みや精神的なストレス、血液中の成分の変化、体温の低下によって本来機能するはずの筋線維が動かず不調をきたすのです。
一部の筋肉に不調が出ているのであれば、それは大方全部の筋肉に不調が出ているようなものです。痛みの部分にだけ注目せず、原因を見つけ適切にアプローチする。原因を見つけるには筋肉の働き、性質を理解し多くの引き出しを持つことで、不調で来られる方を元の体に戻すことができるのだと確信しました。元の筋肉の動きに戻すことで脳と体の情報共有をスムーズにし、本来持つ力を十分に引き出す。病気にならない体をつくる。カイロプラクティックの世界をますます知りたくなりました。人の体はすごい多くの可能性を秘めています。次の講義が楽しみです。

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