13-07:経営の落とし穴(コンプライアンス編)

整体院を成功させるまでには、失敗に誘うさまざまな落とし穴があります。
よくある実例に基づいた失敗をご紹介いたしますので、転ばぬ先の杖としてご活用いただければと思います。
こちらではコンプライアンスについてお話しさせていただきます。


×資格の範囲を超えた治療をおこなってしまう

資格の範囲を超えた治療をおこなってしまうと罰せられる確率が非常に高く、注意が必要です。
医師の資格がないのに患者の症状に診断をつけたり、鍼灸師の免許がないのに鍼を打ったり、柔道整復師の免許がないのに骨折・脱臼の応急処置をしたり。
どんなに患者のためを思ってやった行為でも、法に触れれば、築き上げたものがすべて台無しになる可能性があります。
が高まってくると驕りが出て、無意識のうちに自分の資格の範囲を逸脱してしまいそうになる場合がありますが、しっかりと守備範囲を守らなければなりません。


×個人情報管理がずさん

整体院の仕事をしていると必然的に患者の個人情報を管理するようになります。カルテには、氏名・住所・連絡先・健康状態など重要な個人情報が記載されているため管理には十分気をつけなければなりません。保険を適用した治療をおこなっていれば、患者の保険証もコピーし管理することにもなります。
それらは、院外に持ち出さないことはもちろんのこと、業務中、机の上に出しっぱなしにする、カギのかからない場所に保管するなども禁止です。
パソコンで管理する場合も厳重に管理する必要があります。
最近は、ネットから簡単に他のパソコンに侵入し情報をハッキングすることも増えており、大変危険です。対策としては、相応のお金をかけハッキング防止対策を講じる方法と、ネットにはいっさい接続しないパソコンを一台用意して管理する方があります。大切な患者の大切な個人情報ですから厳重に管理なさっていただければと思います。

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