07-01:成功するシステムをつくろう(受付時間)

整体院を始める前の準備としていくつか決めなればいけないことがあります。
開業前に考えておくことは次の項目です。
*受付時間
*料金
*予約の有無
*治療の流れ
整体院をまちがえた手順で進めてしまうと、修正する時間や出費がかかりますので、あらかじめしっかりとした仕組みづくりをしておきたいものです。
では、成功するシステムについてご説明していきましょう。

 

*受付時間の設定

患者の来院する受付時間を考えましょう。
多くの整体院の受付時間は8時間程度です。
午前中3時間。
数時間の休憩。
夕方から5時間程度。
このように患者が来院しやすい午前中と夕方以降に設定するのが一般的です。
この方法に問題があるわけではありませんが、もしあなたが短期間での成功を目指すなら、少し工夫することをおすすめします。
開業当初の受付時間を周囲の治療院より長く設定するのです。
この方法は、非常に効果的です。
開業当初はとにかく多くの患者に来院してもらうことから始めなくてはなりません。そのための間口を広げるという意味で、周囲より受付時間を長めに設定することがポイントです。
「朝8時から夜10時まで受付けております」
「土日も休まず受付けております」など。
受付時間が長いと、朝早く施術を受けたい患者、仕事帰りに来院したい患者、休日しか来院できない患者など、時間の都合で周囲の整体院に通院できない患者を獲得できる可能性があるのです。そういった方のニーズをくみ取り、来院してもらうことができれば短期間で経営を軌道に乗せるのにとても役立ちます。
私自身、開業当時は年中無休、早朝夜間問わず治療を行っていました。体力的にはキツイ部分もありましたが、そうすることで開業当初の患者が少ない期間もなんとか乗り越えていけたように思います。

ただ、心身を健康に保ち、クオリティの高い施術を維持するためにも、ゆとりある状態で仕事に取り組める受付時間に変更することが必要になってきます。なかには休みを取らずに仕事をすることで体調を崩したり、納得いく施術ができず結果的に経営に行き詰ってしまう人が多いのも事実です。患者の要望に応えて受付時間を長くし、経営が順調に軌道に乗ってきたら体への負担を考慮して、徐々に受付時間を減らしていくといいでしょう。
末永く一生の仕事として続けるための判断です。
「受付時間を短くすることを患者にどう説明すればいいの?」
こういう疑問も出てくると思います。もちろん時間を変更するからには患者への説明は不可欠です。これに関しては、正直に説明して問題ないと思います。
「自院が流行ってありがたいのですが、自分の体を壊さず、施術の質を落とさないためにもお休みが必要なのです。しっかり休息をとり、皆様に最高の施術を提供するためにも受付時間を短くしました。ご理解いただけますでしょうか?」
そのように説明すれば文句をいわれることはほとんどないと思います。そして、患者が本当にあなたの施術を気に入ってくれているのなら、夜遅くや土日に来院できなくなっても、時間を見つけて来院してくれると思います。

まとめ

・短期間での成功を目指すなら、開業当初は多少無理してもできるかぎり長い受付時間に設定。
・軌道に乗れば丁寧に説明したうえで徐々に受付時間を減らしていく。

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