プレ講義2日目は体の歪みを整える施術の概要を学び実際に体験をしました。体の歪みの原因は、左右どちらかに体重をかけ続けたり、悪い姿勢を長時間続けることで出現するものだと思っていましたが、脳の機能低下により位置覚異常が起こっている為に歪みが出てくるものだと学びました。手をあげる時というのは、指先までセンサーがあり、脳が指令を送りセンサーが反応して腕が上がる仕組みです。そのセンサーがうまく機能していない状態があると体の歪みに脳が気づかずに、どんどん歪んでいくということを知りました。元々は誰もが持っている機能ですが、脳が機能低下すると生じるものです。その歪みを解消するためには脳に歪みを気付かせ認識させることが、治療になるとのことでした.
実際施術を体験しました。始めに体の歪みを認識するため、しっかり足を踏ん張っている状態で肩を押していただきました。どうしても足が地から浮いてしまいます。本来歪みがなければ脳が傾きに気づき修正しようとするので、力が加わっても足が浮くことなく動かないものなのだそうです。そのことを理解してから施術をしていただきました。足を少し動かし足の裏に少し触られ、「はい立ってください」と。ほんの数分で殆ど体に触らず力を加えずで、何も変わっていないだろう…と半信半疑で先ほどと同じように立ち、足を広げ肩を押してもらうと、反発する力も必要なくふらつかず立つことができました。いったい何をされたのか不思議で仕方なかったです。この数分でわずかなタッチで体のスイッチが切り替わったかのようになりました。脳に位置覚を認識させるために、「スイッチ」を的確に押されたのです。何も体に圧力をかけてマッサージや矯正をする必要はなく、人間の主となる脳に気づかせるだけで、もともと備わっている力を引き出す治療があるのだと感激しました。それと同時に人の体についてますます不思議だと感じるとともにもっと知りたくなりました。この治療を多くの方に知ってもらうだけで、誰に相談しても治らなかった不調が改善する希望の光となることは間違いないと確信しました。知らないなんてもったいないです。施術後は好転反応があるとのことで、その反応に目を向けることが重要とのことでした。私の場合は施術後すぐに目がかすんで講義中にも関わらず、とても眠くなってしまいました。しっかり寝ているはずなのですが。好転反応は今まで脳が気づいていなかった不調を治そうとする反応なので、良くなっている証拠でもあります。筋肉痛のようなものだそうです。次回の講義もどんな世界を知れるのかとても楽しみです。