13-01:経営の落とし穴(スクール編)

整体院を成功させるまでには、失敗に誘うさまざまな落とし穴があります。
よくある実例に基づいた失敗をご紹介いたしますので、転ばぬ先の杖としてご活用いただければと思います。
こちらでは養成スクールの落とし穴についてお話しさせていただきます。


×勉強が苦手なのに国家資格のスクールに通ってしまう

国家資格の治療院(整骨院・鍼灸院・あん摩マッサージ指圧院)を開業するためには、年に一度おこなわれる国家試験に合格する必要があります。解剖学や生理学といった基礎医学を学習する際には、そうとう量の理解・暗記しなければなりません。勉強が苦手な人にとっては、これが大きな障壁になる場合があります。
国家試験合格率がスクールの評価となるため、校内の試験に合格できない人は進級させない、国家試験を受けさせないという措置をとるスクールが一般的です。受けられたとしても何年も合格できず、脱落してしまう人が少なくありません。
その点、整体やカイロプラクティックについては国家試験がありませんので、スクールを選ぶ選択肢の一つとして頭に置いておくといいかと思います。


×スクール・講師のウソを信じこんでしまう

スクールや講師の話をうのみにしてはいけません。
スクールでは、授業内容や施術効果、卒業生の独立開業率、開業後の経営状態などについて、誇張した話をする場合があります。盲目的にそのウソを信じてしまい、入学後に「こんなはずじゃなかった…!」とならないように気をつけましょう。
ウソを見抜くためには、とにかく第三者である在校生や卒業生と話をなさってください。スクールの実情や本質を知るにはこの方法しかありません。くれぐれもパンフレットやホームページ、説明会だけでスクールを選ばないようにしたいものです。
将来に関わる大切なことですので、慎重にご判断ください。


×スクール生活を漫然と過ごしてしまう

これは若い人に見られがちなことですが、仲間と楽しく過ごすことだけに意識が向いてしまい、漫然と学生生活を送ってしまうケースがあります。
成功するためには避けなければならない学びかたです。
将来の仕事に直結する技術を学ぶスクールは、高校や大学などの過ごし方とは異なるべきです。専門的な技術や知識を学び、卒業後に役立つ実践的なスキルをいかに時間内に身につけるかを念頭に置きながら学ばなければなりません。実践的なスキルが身につかないまま卒業すると、就職してもぜんぜん通用しないのです。そのことに気づき失望して他の業種に転職するケースは本当に多くみられます。後悔しないよう、先々のことを見据えてしっかりと学んでいただければと思います。