整体院開業に向け、テナントがみつかれば、整体院として使えるように内装工事をします。
床、壁紙、パーテーション、照明等の工事です。自分で行うことも可能ですが、内装業者に依頼するのが一般的でしょう。
床
テナントによって床がきちんとつくられている場合もありますが、コンクリートがむき出しになっている場合もあります。この場合は床材を設置しなくてはなりません。材質はタイルカーペットがおすすめです。汚れた際などに部分的に取り換え可能だからです。
壁紙
基本的には白を基調としたものを選びましょう。あまり光を乱反射する材質は困りますが、白色の壁紙は、院内を清潔で明るい印象につくりあげる効果があります。
パーテーション(間仕切り)
整体院の施術室と待合の間や、施術室とスタッフルームの間に設置します。
整骨院や鍼灸院など国家資格が必要な治療院では、保健所の検査があるので、床から天井までしっかりと仕切らないと許可が下りないケースもありますので、しっかりとしたパーテーションをご準備ください。国家資格の要らない整体院などでしたら簡単に間仕切るだけで大丈夫です。
照明
たいていのテナントには設置済みですが、なかには工事を必要とする物件もあります。照明を設置する際の注意点は、入り口付近をほかの部分より明るくすること。あとは患者がまぶしくならないような位置に設置することです。
内装工事の費用は、業者によって大きく差があります。いくつかの業者から見積もりをとり、しっかり検討したうえで選ぶことをおすすめします。工事期間は1ヶ月もみておけば十分だと思います。
最後に、私が最初に開業した院の内装費用をご紹介しますので、ご参考になさってください。(約10坪)
床材 | 約7万円 |
壁紙 | 約5万円 |
パーテーション | 約3万円(自分で設置) |
照明 | 0円(設置済み) |
その他 | 約5万円 |
合計 | 約20万円 |
※経営していたスクール付属施術院を始めた際は、すべて設置済みの物件でしたので、パーテーションの費用7万円強のみの出費でした。