②人の役に立ちたいと心から思えるか?
「体調不良でつらい思いをしている人をなんとか元気にしてあげたい」
という思いは、整体業界で働く方には絶対、必要です。
「簡単に開業できそうだし、手っ取り早くお金を稼ぎたいので、整体業界を目指します。人を助けたいという気持ちはそれほど持っていません。」
このような単なる金儲け主義の人は、整体業界には向いていません。実際、開業しても経営はうまくいかないでしょう。
患者は、自分を治療してくれる先生が、どういう姿勢で施術にあたっているかを見抜いています。人を助けたいと心から考えられない治療家が多くの患者を集めるのは難しいのです。
また、人を治したいという気持が患者に伝わらないと治療効果も出にくいものです。
「なんとか元気になってもらいたい!」
という強い気持ちが患者に伝わることで
「こんなにも先生が考えてくれているのだから元気になりたい」
という思いが芽生え、相乗効果でさらに治療効果を引き出すことにつながります。現に、腕がよい治療家は、治そうという気持ちが人一倍強いという特徴があります。
患者は、助けたいと心から思ってくれる治療家に集まります。それが向いている資質のひとつだといえます。
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